京都大学・大学院・医学研究科
医療倫理学分野

教員の就任に伴い、新しいウェブサイトを作成中です

本分野は、医療・医科学、公衆衛生の倫理・法・社会課題に関心がある人をお待ちしています。
医療をめぐる意思決定、身体や生命をめぐる探究、政策のあり方など、
関心があるテーマをより掘り下げたい、社会の動きを捉えて形にしたい、より良い社会に向けた提案したい、
そのような熱い気持ちを持つ人を歓迎します。

論文講読や調査手法の習得に意欲のある方であれば、系の文理は問いません。

以下のような研究を行っています。

  • 「先端医療」、医科学の倫理
    先端的な医療とは、すなわち未確立の医療でもあります。知識の蓄積や発信に伴う倫理問題を考えます。
  • 公衆衛生・疫学の倫理
    公的事業に伴う人権問題、医療資源配分など、個人の利益・恩恵の最大化のみでは解決できない課題を考えます。
  • 医療・健康データ、人体組織の活用の倫理
    バイオバンクや疾患レジストリなど、今日の医科学のインフラを支える倫理問題のあり方を考えます。
  • 医の倫理や制度の展開
    今日の課題を考える際に、文化的・歴史的な視点も不可欠です。
  • 過去の日本の事例に学ぶ研究倫理入門
    (日本評論社、2018年)
  • 医療・研究の「倫理」に関する教材作成の企画や執筆に参画しています。
  • パンデミック下での「感染者の逸脱」に関する罰則感情の高まりや変遷を調査したもの(J Epidemiol 31(7) 453-455 2021)。
  • 厚労省事業にて作成した医療AI倫理
    事例の一部(抜粋)

連絡先

教員:井上悠輔

Tel:075-753-4647
Fax:075-753-4649

Email:inoue.yusuke.6m[ at |kyoto-u.ac.jp
※メールアドレスは[ at |を@に変更しご使用ください。