医療倫理学分野に4月から古結さんと林さんをお迎えしました。一言ずつ挨拶申し上げます!
力を合わせて仲良くやっていきましょう。
古結さん(講師)
2025年4月に着任しました、古結敦士です(こげつ、と読みます)。医学部を卒業し、初期研修と後期研修(総合内科・内科救急)の4年間の臨床経験を積んだのち、より大きな視点で「社会や制度のあり方を考えるような仕事がしたい」と思ってこの分野で研究するようになりました。昨年度までは大阪大学大学院医学研究科・医の倫理と公共政策学(加藤和人教授)で先端医科学技術のELSI、患者・市民参画(PPI)、臨床倫理をテーマに研究・実践活動を行ってきました。新しい環境でこれらの研究を発展させるとともに、新たな視点で「これからの社会のあり方を考える」ための仕事に取り組みたいと考えています。研究だけでなく、教育や人々と関わりながら実践を行うことも大事にしていきたいと考えています。どうぞ宜しくお願いいたします。
林さん(助教)
2025年4月に医療倫理学分野に着任しました、林和雄と申します。2021年度までは院生として京都大学大学院文学研究科の倫理学研究室に所属し、西洋思想史を学ぶとともに、現代の様々な問題と向き合う応用倫理学の訓練を受けてきました。これまでの主な研究テーマは、19世紀英国の著作家であるJ. S. ミルが、どのようにして功利主義と自由主義という二つの立場を両立させたのか、というものです。医学研究科という自分にとって大変新鮮な環境の中で、医療を取り巻く具体的な現実を踏まえて、ミルがその価値を熱心に擁護した「幸福」や「自由」の概念を鍛え直していくような研究ができればと思います。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
